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自費サービスは本当に富裕層向け??自分の狭い価値観で相手を判断する人が多すぎる。

更新日:4月17日

<はじめに>

自費サービスについて広告や宣伝等の営業活動をさせて頂く機会が多くあります。


その際、介護職・ケアマネージャーの職員の方から


「富裕層向けのサービスですね。」「お金持ってる人向けですね。」


とか言われます。


中にはサービスの値段を見た瞬間に鼻で笑い、こちらの説明はほとんど聞いて頂けない。


そんな始末です。


そのような一部の職員の方たちに対して、


「ものすごくせまい価値観の中でお仕事されてるんだな。」

「自分が高齢者になったら、このような人たちのサービスは受けたくないな。」


と強く思うわけです。


果たして自費サービスは富裕層向けのサービスなのでしょうか?



<そもそも富裕層ってなんだよ?>

そもそも富裕層ってなんだ??お金持ってる人ってなんだ??


一体、いくら持ってたら富裕層なんだ。いくら持ってたらお金持ってるんだ。


ざっくりですが、


医師を除いた医療関連職種の平均年収は300〜600万円・


介護関連職種で平均年収は200〜400万円です。


ではこの倍くらいの年収・貯金・資産をっていたら富裕層なのでしょうか。



実に定義が曖昧です。曖昧すぎますよ。



富裕層だから、お金があるから、高いサービスを受けるんでしょうか?


逆にお金がないから安いサービスだけを受けるのでしょうか?


もちろんそういった面も少なからずあるかもしれませんが、


この判断軸だけで、サービス調整・提供するのは全くもって違うと思います。



<相手の生活を理解した気になった職員が多すぎる>

「あの人はお金がないからこのサービスは無理。」とか


「住んでる家がどうだ」とか「家庭環境がどうだ」とか


「あの人と付き合いが長いからだいたい分かる」だとか。


本当に理解できているのでしょうか。


そもそも高齢者の方のこれまでの人生を、


たかだか数ヶ月・数年しか関わりのないスタッフが、全て理解しているのでしょうか。


そういった価値観の狭い職員の「長年の感」ほど当てにならないものはないです。


いつの間にか自分だけの価値観・金銭感覚で相手のことを判断し、


サービス提供してしまいます。


このようなに狭くなってしまった価値観が


「富裕層向けのサービスですね。」「お金持ってる人向けですね。」


という言葉に隠されているのではないかと思います。



<もう少しだけお金以外のところに価値を置けないか>

広告宣伝・営業していると、


皆さんあまりにもお金のことばかりにしか目がいかないご様子なので、


それ以外のところも少し考えさせてください。

(自費サービスですし、金額に目が行きやすいことも重々承知しております。)





「高齢になるとお金以外に大事なこともたくさんある。」





これは私達が自費サービスを提供している中で、


ご利用者様から学ばせて頂くことです。


ご利用者様はどういったところに価値を感じているのかというと


経験や人間関係の重要性

経験や人間関係がより重要視されるようになります。

お金で買えるものに執着するよりも、家族や友人との時間、旅行や趣味に費やす時間が幸福感や充実感をもたらすことがあります。


体験から得る喜びの増加

高齢になると、物質的な豊かさよりも、体験から得る喜びや満足感が重視される傾向があります。例えば、自然の景色を楽しむ、新しい趣味やアクティビティに挑戦するなど、お金では得られない喜びを求めることが増えます。


孤独や健康への意識の向上

孤独や健康への意識が高まることがあります。これにより、お金を使っても埋められない心の満たされ方や健康の重要性がより強調されます。そのため、お金よりも健康や人間関係に重点が置かれることがあります。


以上の観点から、


あまり値段の高い・安いは考えていないように感じる場面が多々あります。



<Fit.Upのサービスはお金以外のところに価値を置いている>

そもそも自分の年齢より上の世代生きてこられた高齢者の方々に対し、


「お金のある・ない」だけで判断するのはとても安易ですし、


高齢者の方々の価値観を僕らが短期間で判断するなんて、到底無理。


甚だおこがましいことですらあります。


だからといって諦めるのではなく


私達が大切にしている事として、


「相手を理解しようとすることを止めず、

生き方や価値観を否定しないこと。」


を大切にしています。


これは医療・介護職がご利用者にだったり、


ご利用者の家族がご利用者へよくやってしまいがちです。


具体例:

買い物をしていて食べきれないも量の食品を買ったり、使いもしないものを買った時に、

これに対し「なんで食べないのに買うのか」という否定をしてしまう。


こういった何気ない場面での会話等で、その方の自尊心を傷つけてしまいます。


特にこういったコミュニケーションの面に重点を置き、


注意しながらサービス提供をさせて頂いております。




<さいごに>

確かに老後もお金は必要不可欠な要素です。


私達はそれを十分理解したうえで、


相手にとって幸福や充実感をもたらすものは何なのか。


その方の価値観や人生の目標に合わせながら、


お金を含めたバランスの取れた生活を


送ることができるようサポートして参りたいです。









お見苦しいところ、長々とありがとうございました。





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